道をひらく〜the path〜★★★☆☆
- 作者: 松下幸之助
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1968/05/01
- メディア: 単行本
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ある機関誌に連載されていたものを書籍化したもの。
壮大な自然の摂理を一個人にまでに落としこむようなイメージ。
まさに道をひらいてきた人だから、言葉に重みがある。
私はこの本のすべてを理解したわけではない。
物事には、道理があり、それを突き詰めていくと、
結局は自然の摂理であり、シンプルなことである。
そう感じました。
・素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。
逆境は素直に生き抜いてきた人、順境は素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと聡明さを持つ。(p13、line3-8、『素直に生きる』)
・真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生は決まる。(p23、line6-7、『真剣勝負』)
・止めを刺さない仕事ぶりを、大いに恥とするきびしい心がけを持ちたいものである。(p93、line10-11、『止めを刺す』)
・自分ただ一人の立場にこだわることなく二十年後、三十年後の日本に大きく目をひらこう。(p142、line1-2、『一陽来復』)
・念入りに、しかも早くというのが、今日の名人芸なのである。(p149、line10-11、『しかも早く』)
・何ごともゆきづまれば、まず自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである。そしてゆきづまったと言う。(p166-167、『見方を変える』