この国を出よ★★★★★
- 作者: 大前研一,柳井正
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 単行本
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・競争のないところに進歩は生まれません。p25
・21世紀の教育の目的は、どんなに振興経済国や途上国が
追い上げてきても日本がメシを食べていける人材、言い換えれば
答えがない世界で果敢にチャレンジして世界のどこかに放り出されても生き残っていける人材を生み出すことである。
そういう人材を何人育成できるかで、今後の国力は決まってくる。p26
・これから日本が「沈没」でなく「浮上」を目指すのならば、
国民一人ひとりが今以上の”稼ぐ力”を身につけて、「平均」
を上げていかねばんりません。p63
エンジニアリング・建設大手のベクテルは、一つのプロジェクト
が終わると、時間を費やして、「学んだこと」「取引しては
いけない企業」「資材購入してはいけない企業」「使っては
いけない人々」などの様々なデータを集めて蓄積します。
そうしておけば、将来、違う人間プロジェクトを受注した際、
そのデータを参考にしながら進めることができるので、失敗が
少なくなるわけです。組織もこのようにすれば「大人」に成長していくのです。p70
・要するに「企業側が何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を
求めているか」を追求するのがビジネスp109
・知識労働者とは、専門性と知識を生かして自ら考え行動し、
企業経営を支える労働者のことp121
・もともと日本人は会社に対する忠誠心は厚いものの、
企業家精神では欧米人に劣る傾向があります。p148
・世界の共通語は英語ではなく、文法もイントネーションも
不正確な「ブロークン・イングリッシュ」なのです。p158